前回、12月下旬のアルト音色改良をきっかけとして、多くのことに気付かさ
れた結果、音色全般を見直し改良するに至りました。
@ アルトがおとなしい音色に変わったため、今度はアルト以外の音色にもそれ
なりに濁りがあることに、気付かざるを得なくなった。
A 濁りは、波形観測上は急激な変化(スパイク状や段差状)の多さとして把握
される。 (FPD98に同梱のPE98でも波形表示可能)
B 正弦波から遠ざかるほど音の汚さも増えるが、丸まったきれいなカーブだけ
を求めると、逆にその音色の特徴を失なうことも判明。
C したがって、耳障りな高調波を低減するためのフィルタ処理は、音色の特徴
を失わないことを限度として掛ける必要がある。
(前回リリースのクラリネット音色は少し掛けすぎであったと反省。)
D フィルタ処理のさじ加減は、2段階フィルタの入力・出力1・出力2を配合
即ちブレンドすることで、難なく達成できることに気付く。
E アルトの音色は、メサイア当初リリース時のアコーディオンがメサイアに適
した明るさを有していたことから、暗いめのクラリネットはやめて元に戻し、
他の曲(レクィエムやマタイ受難曲)もこれに追随させる方針とする。
F 前記Dで、微調整の効くフィルタ処理技法を確立できたことから、アルト
以外の音色にもフィルタ処理を施し、濁りを取り除くことにした。
1) ソプラノ用〜〜〜〜〜オルガン
2) ソプラノ(サブ)用〜〜パイプオルガンT(:メサイア#30でのみ使用)
3) アルト用〜〜〜〜〜〜アコーディオン
4) テノール用〜〜〜〜〜ソプラノサックス(濁りのひどい部分のみ処理)
5) バス用〜〜〜〜〜〜〜セロ
6) 伴奏用〜〜〜〜〜〜〜ビブラフォン(波形から音程の低い方だけ処理)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上のような改良作業は、アルト単独の場合に比べ数倍の作業量となりますが、
大半を正月休み中にこなし、ここ数日で曲データにも組み込みし直しました。
できあがった複数音色を使用してみた結果は−−−?
1)確かに聞き易くなった。 以前より大きい音量にしても聞くに耐える。
2)音色からきらびやかさが消え、おとなしめになった気もする。
でも、耳障りな超音波?が減ったためか、不快感は抑えられている。
こんなところでしょうか。
作成者としては、いつまでも音色問題だけに留まっていられないので、この辺
でいったん決着とさせてください。
何度も曲データをダウンロードさせてしまうことになり、申し訳ありません。
作成者(談) 2004年01月上旬
☆☆ ご参考 ☆☆
今回の恒久的対策のきっかけとなった、アルト音色改良時の説明は、次を
ご参考に願います。
→
アルトの音色改良について